「ほどあい」~hodoai~お客様にちょっぴり贅沢な空間や時間を提供したいと名付けました。筑後川沿いに面した自然あふれる場所で、季節を感じ、旬を味わう、心和む場所として長く愛される「宿」を日々心掛けております。
原鶴温泉の開湯は明治初期、それからまもなく六峰舘の歴史がはじまります。原鶴温泉の開湯は明治初期。六峰舘のはじまりは明治18年「自宅湯 むろや」として創業しました。 昭和8年に現在の屋号、六国の山々が見渡せる地図上の立地にあやかり「六峰舘」と改名開業致しました。悠々と流れる筑紫次郎(筑後川)を見つめながら、そして見守られながら、昭和28年には筑後川大水害で跡形もなく館の流失、甚大な水害を乗り越え再興し幾多の改装を繰り返し、「明治」「大正」「昭和」「平成」の時代とともに原鶴温泉の地に創業以来130余年の歴史を刻んでまいりました。お客様にとって居心地の良い宿、飽きのこない贅沢な宿をモットーにお客様の心に寄り添い、記憶に残る旅館を目指してまいります。
「六峰舘」は、原鶴温泉の歴史、目の前に悠々と流れる筑後川を見つめながら、またある時は見守られながら、明治18年(1885年)自宅湯「むろや」としてこの地に創業致しました。その後、昭和に入りある歌人が逗留されたおりに、「この地から六国の山々(峰)が見渡せます。筑後の国の耳納山、筑前の国の宝満山、豊前の国の英彦山、豊後の国の由布岳、肥前の国の背振山、肥後の国の阿蘇山ですよ。」とおっしゃったそうです。確かに地理の上では、この原鶴温泉は北部九州の中心部にありどの山も九州を代表する素晴らしい山々です。この六つの山々に囲まれた、筑後川のほとりに建つ宿ということで、あやかって六峰(ろっぽう)が望める舘、「六峰舘」と昭和8年(1933年)より屋号を改め現在に至っております。
「ほどあいの宿」という呼び名には、ご利用いただくお客様にとって、飽きの来ない、ちょっぴり贅沢な空間や時間を提供させていただく宿であり続けたいという願いを込めました。
・福岡県内や九州各地からちょうど良い距離
・爽やかな接客、お手頃で納得の価格
・季節感や料理人の気が伝わる料理でのおもてなし。
・心や身体を癒すのにちょうど良い時間と空間。
・温泉の泉質や、お湯加減が身体に良い。
・お風呂からの眺めも良い。
そんな「ほどあい」に溢れる旅館です。
原鶴温泉はその昔、筑後川の河川に一羽の傷ついた鶴が舞い降り、傷を癒して元気に飛び立って行くのを見た猟師達が不思議に思ってその場所に行ってみると川の石の間より、沸々と温泉が湧き出ていたことから、その周りを掘り起こして木枠で囲み簡易で本当に自然流な浴槽を作り皆で入湯したのが、起源だとされています。その後、明治初期(1870~1880年)頃から入湯客に休憩できる客間を提供する形で商売をする「自宅湯」が、現在の旅館の原形にあたります。 又当時より創業の旅館は4~5軒あり100有余年の原鶴温泉の歴史と共に歩み続けています。
美肌成分その【1】アルカリ性単純温泉
アルカリ性の温泉は石けんと同じ役割を果たすため、皮膚表面の古い角質をふやけさせて落としやすくし、肌をきれいにします。石けん効果とつるつるすべすべ感は、原鶴の弱アルカリ性の単純温泉も同じです。
また保湿効果のある重曹成分も含まれており、きれいになった肌をしっとり優しく保ちます。
美肌成分その【2】単純硫黄泉
硫黄泉に含まれている硫黄成分も、古い角質を落とし、さらに余分な皮脂を取り除いてくれます。角質層に含まれるメラニンも落とすとされ、しみが薄くなったり、肌が白くなったように感じられます。硫黄成分は日光に当たると皮膚に薄い膜をつくってカバーし、紫外線から肌を守ってくれます。湧出量豊かな原鶴温泉は、pH8前後からの弱アルカリ性の単純温泉、pH8・5以上のアルカリ性単純温泉、単純硫黄泉の主に3種類の泉質があります。美肌効果のある二つの泉質を合わせ持つ原鶴温泉。
W美肌の湯と呼ばれる所以です。
<原鶴温泉の泉質・効能>
泉 温/40~60度
総湧出量/毎分3000リットル
源泉総数/34本
泉 質/アルカリ性単純温泉 弱アルカリ性の単純温泉 単純硫黄泉
浴用の適応症/慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、
筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、
痔疾、冷え症、病後回復期ほか
硫黄泉飲用の適応症/糖尿病、痛風、便秘
<原鶴温泉の持ち味・魅力>
~ほんのり湯の香~
原鶴温泉の源泉には硫黄泉はもちろん、単純温泉にも硫黄成分の硫化水素が含まれておりいかにも温泉らしい湯の香がほんのり漂ってきます。心地よい湯の香は「温泉のアロマテラピー効果」を発揮して、リラクゼーション効果を高めます。
~源泉ならではの湯の華~
原鶴温泉には硫黄成分や多くのミネラル成分がバランスよく溶けており、浴槽に湯の華が浮かびます。湯の華は色も形もさまざま。天候や時間によっても変化します。湯の華は本物の温泉、源泉ならではのもの。大切に愛でてください。
監修/温泉評論家 石川 理夫 氏